【お役立ち情報ーVol.12】

【お役立ち情報-Vol.12】
✏️イエラよりお役立ち情報をお伝えします
今回は線虫を使ったがん検査のお話です。九州大発のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」は尿一滴でがんの有無を8割以上の高確率で判定できる安価な検査法「N-NOSE(エヌノーズ)」を2020年1月から実用化すると発表しました。

線虫は体長約1ミリの微小生物で、犬より優れた嗅覚を持ちます。線虫はがん患者の尿に含まれる特有のにおいには近づき、健康な人の尿からは逃げるという性質を持っており、これを利用して判定します。ステージ0~1の患者では87%で判定できたとのことです。一般的ながん検査である腫瘍マーカーよりかなり高確率という。

反応するのは胃、大腸、肺、乳、すい臓、肝臓、子宮、前立腺など15種類のがんです。検査施設に尿を持ち込んで1週間から1ヶ月で結果が出ます。検査費用は1回9800円で、健康診断への導入を希望する企業や医療機関、自治体の申し込みを受け付けています。

簡易な検査方法により検診の受診率が上がり、がんの早期発見につながることを期待します🍀