【お役立ち情報-Vol.7】

【お役立ち情報-Vol.7】
✏️イエラよりお役立ち情報をお伝えします
今回は海外口座情報のお話です。

国際的な脱税や租税回避を防ぐために約100カ国・地域の税務当局が金融口座の情報交換を行う新制度をご存知でしょうか。

新制度はCRS(Common Reporting Standard)というもので、各国の税務当局が金融機関に、国外に住む顧客(非居住者)の口座情報を報告させ、年1回、参加国間で情報交換する、というものです。日本は2018年から参加し、同年秋に日本居住者が海外に持つ口座情報約55万件を入手しています。交換で得られる情報は顧客の氏名、住所、口座残高、利子・配当の年間受取総額などです。

CRSのの威力は「自動的、電子的、義務的であること」で、各国から届く膨大な量の金融口座情報は国税当局にとって「宝の山」となっているようです。
国税当局はCRS情報をもとに複数の税務調査に着手しているとみられていますが、7月以降はさらに本格的な調査が実施されると言われています🍀