がん遺伝子パネル検査を早期に実施することで、生存率が向上

京都大学などは、遺伝子検査に基づいて治療を受けたがん患者は亡くなるリスクが4割下がると発表した。がんに関連する数十〜数百種類の遺伝子を調べる「がん遺伝子パネル検査」を実施する時期に注目し、最初の抗がん剤治療などを始める前の患者を対象にパネル検査を実施したところ、標準治療を終えた後に検査をする現状に比べ、約3倍の患者にパネル検査の結果に基づく治療を施せた。またパネル検査の結果に基づいて治療を受けた患者では、亡くなるリスクが41%下がった。検査を早期に実施して治療につながる遺伝子の特徴が見つかれば、治療効果を高められる可能性がある。ただ現在は標準的な治療で効果が出なくなった患者が検査の主な対象だ。有効な治療法が見つかっても、病気が進行して体力が落ちているなどの理由で治療を受けられない人もいる。